軍縮・不拡散関連活動
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2005年 国連軍縮フェローシップ計画本邦招聘事業

国連軍縮フェローシップ計画は、特に開発途上国における軍縮専門家を育成するために、1978年の第1回国連軍縮特別総会において設置が決定されました。1979年以来、ジュネーブ軍縮会議、ハーグの化学兵器禁止機構(OPCW)、ウィーンの国際原子力機関(IAEA)、CTBTO準備委員会、ニューヨークの国連本部における研修、ドイツおよび日本への訪問等の形で約2ヵ月にわたり毎年実施されています。

日本は、1982年の第2回国連軍縮特別総会における鈴木総理の演説において、フェローの広島および長崎への招待を提案し、翌83年からフェローの訪日が実現しています。軍縮センターは、外務省から本邦招聘事業の委託を受け、1997年から毎年25名前後のフェローを受け入れています。

本年は9月29日から10月5日までの7日間にわたり、30ヵ国(アルジェリア、アルメニア、イエメン、エリトリア、オーストラリア、ガーナ、ガボン、キューバ、キルギス、グアテマラ、コートジボワール、コンゴ(共)、サモア、ジャマイカ、セルビア・モンテネグロ、チャド、中国、パキスタン、ブラジル、フランス、ブルンジ、ベトナム、ペルー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モザンビーク、モルディブ、モンゴル、ヨルダン、リトアニア、ロシア)から30名のフェローが来日しました。

フェローは、外務省において日本の軍縮・不拡散政策についてのブリーフィングを受けた後、長崎・広島を訪問しました。長崎・広島では、被爆者の証言を聞いたり、原爆資料館等の関連施設を訪れた他、恵の丘長崎原爆ホーム訪問、放射能影響研究所(広島)見学、軍縮専門家との意見交換等を行いました。

長崎原爆落下中心地で献花を行う

広島原爆ドームの前で当時の惨状を聞く


2005年 国連軍縮フェローシップ計画本邦招聘事業:参加者の声

  • 日本プログラムは包括的でよくまとまっており深く感謝します。おかげで、広島・長崎に投下された原爆がもたらした惨状について事実に基づく確かな知識を得ることができました。被爆者の方々による生々しい証言や原爆資料館にある詳しい説明により、核兵器の全面禁止への信念を一層強めました。〔I highly appreciate this well-organized and comprehensive program. It has enabled me to have a clear and factual knowledge of the devastation caused by the A-bombs on Hiroshima and Nagasaki. The eye-witness accounts of the hibakusha and the well-documented materials in the museums have strengthened my belief in the total prohibition of nuclear weapons.〕(エリトリアのフェロー)
  • 今後、軍縮および大量破壊兵器問題に取り組むうえで、(日本での経験は)常に重要な役割を果たしていくと思います。60年前に起こった出来事について見聞きしたことは、決して忘れることはできません。そのことが各々の心の中に止まる限り、軍縮には未来があります。〔I think it always plays a very important role regarding to disarmament and abolishing of weapons of mass destruction. Every person who has the opportunity to see and hear about the events that occurred 60 years ago will surely never forget it. As long as it is in her/his heart, disarmament has the future.〕(セルビア・モンテネグロのフェロー)
  • 日本、特に長崎と広島への訪問は本当に貴重な経験でした。夫々の政府の代表として、私たちフェローは、核兵器が世界の人々にもたらしうる惨状について、より深くより十分な理解を得ることができました。このような高い認識は、軍縮、特に核軍縮に向けた取り組みを促進する助けになります。〔The study visit to Japan, and to Nagasaki and Hiroshima in particular, has truly proven its value. Fellows, as representatives of their Governments, have got a better and fuller understanding of the devastation nuclear weapons can cause to the peoples of the world. This enhanced awareness will help promote disarmament efforts, especially nuclear disarmament.(ベトナムのフェロー)