研究成果
その他|軍縮・不拡散関連活動

国連軍縮フェローシップ計画本邦招聘事業

 国連軍縮フェローシップ計画は、開発途上国における軍縮専門家を育成することを主たる目的として、1978年の第1回国連軍縮特別総会において採択され、1979年より実施されています。我が国は1982年の第2回国連軍縮特別総会での鈴木総理(当時)の演説において、フェローシップ参加者を広島および長崎へ招聘することを提案し、翌1983年から参加者の来日が始まりました。約2ヵ月にわたるフェローシップ・プログラムは、ジュネーブ軍縮会議やハーグの化学兵器禁止機構、ウィーンのCTBTO準備委員会、ニューヨークの国連本部などにおける研修や、ドイツおよび日本への訪問などで構成されています。
 軍縮センターは外務省から本邦招聘事業の委託を受け、1997年より毎年25名前後の国連加盟国の軍縮・不拡散関連分野に従事している中堅外交官や軍縮関連専門家などを軍縮フェローとして受け入れています。当センターのアレンジにより、フェローは広島・長崎の原爆関連施設の訪問や、被爆者・有識者との懇談を行います。また東京においては、日本の軍縮外交についてのブリーフィングを受けます。参加者は核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さに直接触れ、核軍縮・不拡散を含めたさまざまな分野での平和構築に向けた取組み強化の必要性を実感し、帰国後、各国の軍縮・不拡散政策のさらなる活性化のため、国際的な軍縮・不拡散会議の場で活躍しています。本事業は、数ある研修の中でもその完成度の高さから、国連を含め、各国より高い評価を得ています。