人材育成活動

2008年 国連軍縮フェローシップ計画本邦招聘事業

  国連軍縮フェローシップ計画は、特に開発途上国における軍縮専門家を育成するために、1978年の第1回国連軍縮特別総会において設置が決定されました。日本は、1982年の第2回国連軍縮特別総会における鈴木総理の演説においてフェローの広島および長崎への招待を提案し、翌83年からフェローの訪日が実現しています。軍縮センターは外務省から本邦招聘事業の委託を受け、1997年から毎年30名前後のフェローを受け入れています。
本計画は約2ヶ月にわたって実施され、フェローはジュネーブ軍縮会議、ハーグの化学兵器禁止機構、ウィーンのCTBTO準備委員会、ニューヨークの国連本部等において研修を受ける他、ドイツ及び日本を訪問します。
  本年は9月25日から10月1日までの7日間にわたり、25カ国(アルジェリア、ベラルーシ、ベナン、ブルガリア、コロンビア、エジプト、エチオピア、ホンジュラス、インドネシア、イラン、日本、ケニア、ラオス、レバノン、マダガスカル、メキシコ、モロッコ、ニジェール、パキスタン、パラグアイ、ルーマニア、セルビア、南アフリカ、タイ、トーゴ)から25名のフェローが来日しました。
  フェローは外務省において日本の軍縮・不拡散政策についてのブリーフィングを受けた後、広島・長崎を訪問しました。広島・長崎では被爆者の証言や学識経験者による講義を受けた他、原爆資料館等の関連施設および恵みの丘長崎原爆ホームを訪れました。また東京では、軍縮センター主催により、核不拡散と原子力平和利用の両立に関する日本人専門家との意見交換会および歓迎レセプションが行われました。

2008年 国連軍縮フェローシップ計画本邦招聘事業:参加者の声

●日本でのプログラムは、核兵器使用の現実と影響を見ることができ、軍縮分野の若手外交官のトレーニングにおいて、とても重要なステップだと思います。(ベナンからの参加者)
●広島と長崎への原爆投下という悲劇について、とても悲しく思います。そもそもそのような悲劇が起こるべきではありませんでした。広島と長崎の歴史に関する本を読んだことはありましたが、そこに書かれていたことよりもずっと恐ろしいものであると感じました。核兵器を保有したり使用したりすることを価値のあることだと考える人々は、広島と長崎を訪問すべきです。(インドネシアからの参加者)
●日本でのプログラムは、プログラム全体の中で最も重要かつ興味深いものでした。私達は原爆投下の現実を実地に見る機会を得ました。日本でのプログラムはプログラム全体にとって不可欠であり、日本でのプログラムがなければ理論的なものに終わってしまっていたでしょう。(エチオピアからの参加者)
●日本でのプログラムは、今後も参加者に核兵器のもたらす影響について学ぶ機会を与えるべきでしょう。1945年に広島と長崎で起きた現実を見ると、核軍縮への見方をあらたにすることができるでしょう。(南アフリカからの参加者)

 


広島平和都市記念碑への献花


長崎原爆落下中心碑への献花


ラップアップセッション


歓迎レセプション

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